lumeraでは、家庭教師の指導を始める前に、保護者と講師がオンラインで事前面談を行います。
時間は約40分です。
そして、この面談は無料ではありません。
保護者の方から、面談料として1,200円をいただきます。
「まだ授業も始まっていないのに、お金がかかるの?」
そう感じる方もいると思います。
反対に、講師側から見れば、「指導を担当できるかも決まっていない段階で、面談のために時間を空ける」ということになります。
面談に必要な時間を、先生が無料で負担することを当たり前にしたくない。
そこで私たちは、次の形にしました。
初回面談料は1回1,200円です。この1,200円は先生の面談報酬として扱い、lumeraは面談料からサービス手数料をいただきません。
今回は、なぜこの仕組みにしたのかを書きます。
面談の時間も、講師の大切な時間だから
事前面談は、ただ顔を合わせて挨拶するだけの時間ではありません。
講師は面談のために予定を空けます。
事前にご家庭の希望や、子どもの学年、指導を希望する教科などを確認します。
面談では、現在どんなことに困っているのか、どのような指導を求めているのかを聞き、自分に担当できるかを考えます。
移動がないオンライン面談であっても、約40分の時間がなくなることに変わりはありません。
もし面談が何件も続けば、その負担はさらに大きくなります。
「まだ契約前だから」
「学生だから」
「話を聞くだけだから」
そうした理由で、講師の時間を無料として扱いたくありませんでした。
この1,200円は、家庭教師の授業料ではありません。
一人の講師が時間を空け、ご家庭と向き合い、担当できるかを真剣に考える。その時間に対して支払っていただくものです。
無料にした方が、利用しやすいのは分かっている
もちろん、面談を無料にした方が保護者の方は申し込みやすくなります。
「とりあえず話だけ聞いてみよう」と思えるため、面談の件数も増えるかもしれません。
サービスを運営する側だけの都合で考えれば、無料面談の方が利用者を集めやすい可能性があります。
それでもlumeraは、1,200円をいただく形を選びました。
家庭教師は、毎週一対一で子どもと関わる仕事です。
だからこそ、面談の数を増やすことより、一回の面談を大切にすることを優先したいと考えたからです。
保護者は、プロフィールを見て、本当に話してみたいと思った講師へ面談を申し込む。
講師は、報酬を受け取る仕事として準備し、責任を持って参加する。
お互いが少しだけ真剣になる仕組みをつくることで、意味のある時間にしたいと思っています。
お金をもらう以上、講師にも責任が生まれる
講師へ報酬を支払うのは、単に学生を優遇したいからではありません。
報酬を受け取る以上、講師にも責任があります。
時間を守る。
事前に確認できる情報には目を通す。
ご家庭の悩みや希望を丁寧に聞く。
できることだけでなく、自分には難しいことも正直に伝える。
質問に対して、曖昧な言葉だけで終わらせない。
面談後に指導へ進まなかったとしても、保護者にとって「話してよかった」と思える時間にする。
面談料は、参加しただけでもらえる気軽なお小遣いではありません。
講師の時間に価値があると認める代わりに、その時間に責任を持ってもらうための報酬でもあります。
面談は、必ず契約するための時間ではない
1,200円を払って面談したからといって、その講師と必ず指導を始めなければならないわけではありません。
実際に話してみると、プロフィールだけでは分からなかったことが見えてきます。
説明の仕方。
会話のテンポ。
子どもへの接し方。
指導できる曜日や時間。
宿題や学習計画に対する考え方。
保護者が「この先生なら任せられそう」と感じることもあれば、「悪い先生ではないけれど、うちの子とは少し違う」と感じることもあります。
講師側も同じです。
ご家庭の希望を聞いたうえで、自分の経験や予定では十分な指導が難しいと判断する場合があります。
事前面談は、契約を成立させるために相手を説得する時間ではありません。
保護者と講師の両方が、実際に指導を始めてよいかを確かめる時間です。
結果として指導が始まらなくても、面談の時間が失敗になるわけではありません。
始める前にミスマッチへ気づけたことにも、意味があります。
なぜlumeraは受け取らないのか
初回面談料1,200円は、先生の面談報酬として扱います。lumeraは面談料からサービス手数料を受け取りません。
lumeraの取り分はありません。
これは、「会社は一切利益を得るべきではない」という考えではありません。
サービスを安全に運営し、本人確認や決済、問い合わせ対応を続けるためには、会社の利益も必要です。
ただ、事前面談の時間で実際にご家庭と向き合うのは講師です。
そのため、面談料は面談を担当した講師へ渡すのが一番自然だと考えました。
lumeraが収益を得るのは、保護者と講師がお互いに納得し、実際の指導が始まってからです。
面談の段階で無理に指導開始へ進めても、後から合わないことが分かれば、困るのは保護者と講師、そして子どもです。
面談料をlumeraの売上にしないことで、面談を増やすことや契約を急がせることより、相性を確かめることを優先したいと思っています。
「無料」の裏側を、誰かに背負わせない
利用する側にとって、無料は魅力的です。
でも、その無料の裏側では、誰かが時間や費用を負担していることがあります。
事前面談の場合、その負担を講師だけに背負わせる形にはしたくありません。
保護者には、講師と向き合う約40分に1,200円を支払っていただく。
講師には、その金額を受け取る仕事として、真剣に面談へ参加してもらう。
lumeraは、その間に余計な手数料を取らない。
金額だけを見れば、小さな仕組みかもしれません。
しかし、こうした小さな部分にこそ、そのサービスが誰の時間を大切にしているのかが表れると思います。
この1,200円は、先生の時間に払う。
それが、lumeraが事前面談を無料にせず、面談料から1円も受け取らない理由です。
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