家庭教師を始めるとき、「週1回で足りますか」「週2回の方がいいですか」と迷うご家庭は少なくありません。
回数は、目標の大きさだけで決めるものではありません。教えてほしい科目数、授業後に一人で復習できるか、生活に無理がないかを合わせて考えます。

まず見るのは、教科数・自走・目標・負担
- 教えてほしい科目数
一科目の復習なら週1回でも組み立てられます。英語と数学など複数科目を継続して見るなら、時間または回数が必要です。 - 授業のない日に一人で進められるか
次にすることが分かれば動ける子と、最初の一問を開くところから支えが必要な子では、必要な接点が異なります。 - 目標までの期間
日々の復習、定期テスト前、受験直前では、必要な密度が変わります。 - 子どもの生活負担
部活動、睡眠、学校行事を含めて、続けられる時間を選びます。疲れた状態で回数だけ増やしても学びにくくなります。
週1・週2・週3は、こんな使い方が考えられます
週1回
一人で進めるための確認日
一科目の復習、質問の整理、翌週までの計画づくりに。授業後の六日間を自分で進められるかがポイントです。
週2回
学びを途中で立て直せる間隔
英語と数学を分ける、前半で説明・後半で定着確認をするなど、間を空けすぎずに進められます。
週3回
短期間の集中確認
試験前や学習の遅れを整理するときの候補です。長く続ける場合は、負担と費用をこまめに見直します。
上の例は目安です。週1回でも十分な子がいれば、短時間を複数回に分けた方が取り組みやすい子もいます。

研究から分かるのは、「授業間の学び」も大切だということ
教室での学習を扱った研究のメタ分析では、同じ内容を一度にまとめて学ぶより、時間を空けて学ぶ方が保持に有利な傾向が報告されています。家庭教師の回数そのものを直接比較した研究ではありませんが、一回の長い授業だけで終わらせず、授業の間にも思い出す機会をつくるという考え方の参考になります。
また、学校内外の個別指導プログラムをまとめた研究では、指導には全体として学習へのプラスの効果が見られました。ただし、効果が大きかったプログラムの多くは、訓練された指導者、学校時間内、高頻度など、一般の家庭教師とは条件が異なります。「週3回なら必ず伸びる」とは言えません。
家庭教師の授業は、学校の代わりではありません。学校で学び、家庭教師と分からなさを整理し、自分で短く復習する。この循環を回せる回数を選びます。
回数を見直した方がよいサイン
- 次の授業まで何をするか、毎回分からなくなる
- 一回の授業で扱う科目が多く、質問が残る
- 授業を増やしてから、睡眠や部活動に無理が出ている
- 先生がいる時だけ解けて、一人では手が止まる
- 目標だったテストや単元が終わった
増やすだけでなく、減らす判断も大切です。月ごとに「自分でできる時間が増えたか」を見ます。
lumeraの料金で比べると
2科目・60分・月4週の場合、週1回は月9,800円、週2回は月19,600円、週3回は月29,400円です。授業時間や科目数によって料金は変わります。
家庭教師の回数を選ぶときは、月額だけでなく、その回数を四週間続けたときに生活へ無理がないかも確認してください。詳しい条件は料金ページで確認できます。
参考にした研究・案内
- Mawson & Kang (2025), The Distributed Practice Effect on Classroom Learning
- Nickow, Oreopoulos & Quan (2024), The Promise of Tutoring for PreK–12 Learning
前者は教室学習の分散効果を扱うメタ分析(31効果量、3,000人超)、後者は就学前〜高校段階の実験研究をまとめたメタ分析です。いずれも、一般家庭の家庭教師回数を直接決める研究ではありません。