はじめまして。
家庭教師サービス「lumera(ルメラ)」を立ち上げている、共同代表の中野です。
共同代表の玉重は、家庭教師業界で実際に働いてきました。
一方で、僕には家庭教師業界で働いた経験がありません。
家庭教師として何人もの生徒を指導してきたわけでも、受験指導のプロでもありません。
僕が子どもたちと関わってきた場所は、学童です。
学校が終わった子どもたちと一緒に過ごし、宿題を見たり、遊んだり、話を聞いたりしてきました。
家庭教師業界のことは、玉重のほうがずっとよく知っています。
でも、学童で今の小学生たちと接してきたからこそ、見えてきたことがあります。
それは、
子どもは、勉強が嫌いだから勉強しないとは限らない
ということです。
集中できる場所が違う。
質問できる相手が違う。
理解するまでに必要な時間が違う。
やる気が生まれるきっかけも、一人ひとり違う。
それなのに、みんなが同じ場所で、同じ方法で勉強できることを前提にすると、その環境に合わない子どもが「勉強のできない子」になってしまいます。
僕は、そんな子どもたちの「本当は分かるようになりたい」という気持ちを、誰にも気づかれないままにしたくありません。
—
同じ部屋にいても、同じように集中できるわけではない
学童では、複数の子どもたちが同じ空間で宿題をします。
周りの子が勉強していれば、自分も自然に机に向かえる子がいます。
一方で、周囲の話し声や人の動きが気になり、なかなか集中できない子もいます。
鉛筆を持っていても、別の方向を見てしまう。
途中で席を立ってしまう。
友達に話しかけてしまう。
宿題を始めるまでに、とても時間がかかる。
大人から見ると、
「どうして集中しないの?」
「早く宿題を終わらせなさい」
「みんなはできているよ」
と言いたくなるかもしれません。
でも、本人も「できなくてもいい」と思っているわけではありません。
集中したくても集中できない。
何から始めたらいいか分からない。
一度つまずいて、そのまま手が止まっている。
分からないけれど、みんなの前では質問できない。
同じように机に向かっていても、子どもの中で起きていることは一人ひとり違います。
大人数の中で勉強できないからといって、その子にやる気がないとは限りません。
その子が勉強できないのではなく、その子が勉強しやすい環境が、まだ見つかっていないだけかもしれない。
僕はそう考えるようになりました。
—
「みんなと同じ」ではなく、その子に合う方法を考えたい
今は、子どもたちの多様性が以前より認められる社会になってきました。
特別支援学級など、一人ひとりに合った環境や支援を選ぶ子どもも増えています。
ただ、子どもの違いは、診断や学級の違いだけで表せるものではありません。
静かな場所なら集中できる子。
一度にたくさん説明されると混乱する子。
文章だけでは分からなくても、図にすると理解できる子。
大人には緊張して話せなくても、年齢の近い大学生には話せる子。
「勉強しなさい」と言われると嫌になるけれど、隣で一緒に始めると頑張れる子。
本当にさまざまです。
だから教育に必要なのは、全員を同じ方法で動かすことではなく、
「この子は、どうすれば学びやすいのだろう」と考え続けること
だと思っています。
家庭教師の良さは、ただ1対1で問題を教えられることだけではありません。
周りのペースに合わせる必要がない。
分からないところまで戻れる。
その日の様子に合わせて、進め方を変えられる。
子どもが安心して話せる関係をつくれる。
一人ひとり違う子どもに、一人ひとり違う関わり方ができる。
そこに、家庭教師の大きな可能性があると思っています。
—
子どもは、話しやすい先生になら質問できる
学童で子どもたちと接していると、同じ子でも、相手によって行動が大きく変わることがあります。
普段はなかなか質問できない子が、話しやすい先生には、
「ここが分からん」
「これ、どうやってするん?」
「ちょっと教えて」
と、自分から聞きに来ます。
子どもにとって、「誰に教えてもらうか」は、大人が考えている以上に大切です。
どれだけ勉強を教えるのが上手でも、子どもが緊張して質問できなければ、分からない部分はそのまま残ってしまいます。
逆に、
「この先生なら、分からないと言っても大丈夫」
「間違えても怒られない」
「自分の話を聞いてくれる」
と思える相手なら、子どもは少しずつ自分から動けるようになります。
だからlumeraでは、学歴や成績だけで先生を選ぶサービスにはしたくありません。
どんな人なのか。
なぜ家庭教師をしたいのか。
どのように子どもと関わるのか。
子ども自身が、その先生と話しやすそうだと感じるか。
そうした相性まで含めて、先生を選べるようにしたいと考えています。
—
「できた」とき、子どもの表情は本当に変わる
学童で勉強を教えていて、僕が特に好きな瞬間があります。
それは、分からなかった問題が解けたときです。
さっきまで手が止まっていた子が、考え方を理解し、自分で答えを出す。
すると、
「できた!」
「合っとる?」
「見て!」
とうれしそうに見せてくれます。
さらに、一つの問題が解けると、今度は自分で別の問題に挑戦します。
それも解けると、また持ってきて見せてくれます。
勉強が嫌いそうに見えていた子が、ほんの少しの「できた」をきっかけに、自分から問題を解き始める。
その姿を見るたびに思います。
子どもが求めているのは、正解だけではありません。
頑張ったことに気づいてくれる人。
できるようになったことを、一緒に喜んでくれる人。
分からないときに、置いていかずに待ってくれる人。
そういう存在も必要なのだと思います。
一回の「できた」で、すぐに成績が大きく上がるわけではありません。
でも、
「自分にもできるかもしれない」
という感覚は、その子が次の問題に向かうための力になります。
家庭教師には、その小さな変化を、一番近くで見つけられる存在であってほしいと思っています。
—
保護者は、子どものすべてを知ることができない
学童の先生から、こんな話を聞いたことがあります。
保護者と子どもが、勉強や進路について落ち着いて話す機会は、意外と多くないということです。
保護者が子どもに関心を持っていないからではありません。
仕事がある。
家事がある。
ほかのきょうだいのこともある。
毎日の生活を回すだけでも大変です。
子どもに「今日、学校どうだった?」と聞いても、「普通」としか返ってこないことがあります。
「勉強は大丈夫?」と聞けば、「大丈夫」と答えるかもしれません。
でも、その「大丈夫」の中に、
本当は算数についていけていない。
授業中に質問できない。
宿題のやり方が分からない。
進路について不安がある。
得意なことがあるのに、自分では気づいていない。
そうした気持ちが隠れていることがあります。
保護者が、子どものすべてを把握するのは難しいと思います。
だからこそ、子どもの近くで継続的に関わる先生の存在が大切です。
問題を解くときの表情。
間違えたときの反応。
以前よりできるようになったこと。
どこで手が止まっているのか。
勉強に対して、どんな気持ちを持っているのか。
家庭教師だから気づける変化があります。
でも、その変化を先生だけが知っていても十分ではありません。
子どものことを一番大切に思っている保護者にも、きちんと伝わる仕組みが必要です。
—
情報共有は、子どもの味方を増やすためにある
lumeraでは、子どもの状況を、先生から保護者へ丁寧に共有できるサービスにしたいと考えています。
今日、どんな内容を勉強したのか。
何ができるようになったのか。
どこでつまずいているのか。
授業中はどんな様子だったのか。
これから、どのように進めていくのか。
こうした情報を共有することで、保護者は家庭教師に任せきりになるのではなく、子どもの現在地を一緒に確認できます。
ただし、これは子どもを監視するためではありません。
できなかったことを並べて、叱るためでもありません。
「最近、ここを頑張っているんだね」
「この問題、できるようになったんだね」
「今はここで困っているんだね」
と、子どものことを理解するための情報共有です。
保護者が、子どもの得意なことや苦手なことを知る。
子どもが勉強に対して何を感じているのかを知る。
進路について、どんなことを考えているのかを知る。
それは、目の前のテストの点数だけでなく、その子の将来を考えるうえでも大きな意味があると思っています。
子ども、先生、保護者。
この三者が別々の方向を向くのではなく、同じ情報を共有し、その子に合った方法を一緒に考える。
情報共有は、子どもを見張るためではなく、子どもの味方を増やすためにある。
lumeraは、そう考えています。
—
知らない人を家に迎える不安にも向き合いたい
家庭教師には、自宅に先生を迎えるという特徴があります。
学童で働く先生からも、
「どんな人か分からない先生を、自宅に上げることには抵抗がある」
という保護者の声を聞きました。
それは当然の不安だと思います。
自宅は、家族が生活する大切な場所です。
そして先生と一緒に過ごすのは、大切な子どもです。
会社から「この先生を派遣します」と言われただけで、何の不安もなく任せられる保護者ばかりではありません。
だからlumeraでは、保護者が先生の情報を確認し、実際に話をしたうえで、自分で選べる仕組みにします。
学歴だけではなく、
人柄。
考え方。
指導への姿勢。
子どもとの相性。
連絡の丁寧さ。
そうした部分も含めて確認し、保護者と子どもが納得してから指導を始める。
運営側も、本人確認や安全管理、トラブルへの対応を行う。
「知らない人が突然やって来る」のではなく、
「この先生なら、子どもを任せられる」と思える状態から始める。
それを、家庭教師サービスの当たり前にしたいと思っています。
—
業界を知る玉重と、子どもたちを見てきた僕
僕は、家庭教師業界の中で働いてきた人間ではありません。
だから最初は、業界の仕組みも、料金の決まり方も、先生がどのように選ばれるのかも詳しく知りませんでした。
知っていく中で、
「保護者には、この仕組みが分かるのだろうか」
「子どもの状況は、誰が把握しているのだろうか」
「先生と合わなかったら、どうするのだろうか」
「知らない人を家に迎えるのは、不安ではないだろうか」
と、何度も疑問を感じました。
業界を知らなかったことは、僕の弱みかもしれません。
でも同時に、利用する保護者や子どもに近い目線で、これまで当たり前とされてきた仕組みを見直せる立場でもあると思っています。
玉重は、家庭教師業界の内側から感じてきた問題を知っています。
僕は、学童で子どもたちと接する中で、今の子どもたちがどんな環境で困り、どんな瞬間に前を向くのかを見てきました。
立場も経験も違います。
だからこそ、二人でつくる意味があると思っています。
業界の事情だけでサービスをつくらない。
僕たちの理想だけを押しつけることもしない。
子ども、保護者、先生の声を聞きながら、本当に必要とされる家庭教師サービスをつくっていきます。
—
子どもにも、保護者にも、安心できるサービスをつくる
lumeraが目指しているのは、先生を紹介して終わるサービスではありません。
子どもが安心して学べること。
保護者が安心して任せられること。
先生が責任とやりがいを持って、子どもに向き合えること。
この三つがそろって初めて、良い家庭教師サービスになると考えています。
子どもが「分からない」と言える。
先生が子どもの変化に気づく。
その変化が保護者にも伝わる。
保護者も子どもの頑張りを理解できる。
そして、みんなで次に進む方法を考えられる。
そんな関係を、仕組みとして支えたい。
lumeraという名前だけが広がることよりも、
lumeraを利用した一人の子どもが、少しでも自信を持てること。
一人の保護者が、子どものことを以前より理解できること。
一人の先生が、本気で子どもと向き合い、その仕事に誇りを持てること。
まずは、そこから始めたいと思っています。
—
僕を育ててくれた福岡を、教育からもっと盛り上げたい
僕は福岡市ではありませんが、福岡県で生まれました。
福岡は、僕にとって地元です。
正直に言うと、東京や関西と比べれば、全国的に名前を知られた大学や、進学先として選べる大学の数は多くありません。
より多くの選択肢や環境を求めて、関東や関西の大学へ進学する優秀な学生もいます。
それでも、福岡にはまだまだ優秀な学生がたくさんいます。
勉強ができるというだけではありません。
人の話を丁寧に聞ける人。
自分が苦労した経験を、次の世代に伝えられる人。
子どもの気持ちを考えられる人。
責任を持って、誰かと向き合える人。
そんな学生が、福岡にもたくさんいるはずです。
そして、その学生たちと出会い、関わることで成長できる子どもたちも、まだまだたくさんいると思っています。
子どもにとって、年齢の近い大学生は、学校の先生とも保護者とも違う存在です。
勉強を教えてくれる先生でありながら、少し先の未来を見せてくれる先輩でもあります。
「大学って、どんなところ?」
「どうしてその学部を選んだの?」
「中学生のとき、勉強は得意だった?」
「将来は、どんな仕事をしたいの?」
そんな会話から、子どもが自分の将来を考え始めることもあります。
先生との出会いによって、
今まで知らなかった大学を知る。
興味のなかった教科を好きになる。
自分にも目指せる場所があると気づく。
将来について、少しだけ具体的に考えられるようになる。
家庭教師は、問題の解き方を教えるだけでなく、子どもの世界を広げる存在にもなれると思っています。
だから僕は、福岡にいる優秀な学生と、先生との出会いを必要としている子どもをつなぎたい。
学生が持っている知識や経験を、福岡の子どもたちに還元できる環境をつくりたい。
それによって、子どもが成長する。
先生自身も、誰かに教え、責任を持って向き合うことで成長する。
その積み重ねが、福岡の教育を少しずつ良くし、地域をもっと元気にしていくと信じています。
—
福岡の教育を、もっといいものにしたい
最初から、日本中の教育を変えられるとは思っていません。
僕たちは、まだ大きな会社でもありません。
実績も、これから積み重ねていかなければなりません。
それでも、
目の前の一人の子どもが、自分に合う先生と出会う。
一つの「分からない」が「分かった」に変わる。
その変化を保護者も知ることができる。
福岡で学ぶ学生が、その経験を次の世代に渡していく。
その積み重ねが、福岡の教育を少しずつ良くしていくと信じています。
僕は、自分の地元である福岡をもっと盛り上げたい。
福岡の教育を、もっといいものにしたい。
そのために僕ができる最初の一歩が、lumeraです。
家庭教師業界を経験してきた玉重と、学童で子どもたちを見てきた僕。
違う場所から教育を見てきた二人で、本当に必要とされる家庭教師サービスをつくります。
子どもの「分からない」を、誰にも気づかれないままにしない。
子どもの「できた」を、先生だけのものにしない。
保護者にもその成長を伝え、子どもの未来を一緒に考えられる環境をつくる。
そして、福岡の学生と子どもたちが、ともに成長できる場所をつくる。
それが、僕がlumeraで実現したいことです。
もし少しでも、
「こんな家庭教師サービスがあったら安心できる」
「こういう先生に、子どもを任せたい」
「自分も先生として、福岡の子どもと向き合いたい」
と思っていただけたら、応援してもらえるとうれしいです。
子どもにも、保護者にも、先生にも安心できる教育を。
僕の地元、福岡から始めます。
lumera 共同代表 中野
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